スタッフブログ
五十肩について
今回は五十肩について説明していきます。
中には放っておけば治っていくなど言われたことのある方もいたり、手術が必要と言われた方もいたり、患者様でも色々な方を目にしてきましたので、実際にはどうなのかという所を説明していきます。
五十肩の治療法
まず五十肩の治療は、前回説明した時期によって変えていくことが多いです。
急性期では原則患部は安静にしないと炎症が増してしまうリスクがあるため、可動域を広げるような手技やリハビリは基本的にNGです。病院などでは抗炎症薬の投与などが一般的な対応です。当院ではこの時期の患者様が来た場合は、患部の回復を早める特殊な電気や、患部以外の所から調節して患部の負担を抑える手技などで治療しています。
慢性期では急性期に比べて痛みが減っていますが、急性期で動かせなかったことで関節周りが固まって強い可動域の減少がみられます。この時期に入ったら少しずつリハビリなどで関節に動きを出させるのが一般的です。肩周りのストレッチや振り子運動などで可動域を広げていきます。注意点としては痛みを我慢して無理矢理動かすのはNGです。痛みというのは脳からのSOSなので、それを無視して動かしていると症状の悪化などに繋がってしまう可能性があります。そのため無理のない範囲で徐々に焦らずに可動域を広げていく意識が大事になってきます。
回復期では痛みがほとんどない状態のため、慢性期の運動の強度を高めていくような内容を行っていきます。それ以外にも電気系の治療で周辺筋肉を緩めたり、より可動域を広げられるように治療していきます。
基本的に治療は時期に沿ってこのような流れで行うことが多いです。
ここで最初にでた、五十肩は放っておいても治るのか、手術が必要なのか、などの説明をします。
五十肩は、軽度のタイプなら放っておいても治る可能性はあります。しかし本人で軽度だろうと判断してしまうのは危険な判断のため、詳しい方に診てもらう必要があります。また、もし軽度でも適切な治療をすることで自然治癒よりも早く良くなり、可動域も元に戻る可能性がかなり高くなるのでそちらをオススメします。
また、手術に関してはいきなり提案されることは少ないです。保存療法(手術以外)が基本的に優先で行われますが、効果が乏しい場合や1年、2年と症状が続く場五十肩に対して行われる事が多いです。
五十肩はもちろん、腰痛や膝痛や姿勢が気になるなどお身体でのお悩みがありましたら、当院にお気軽にご相談下さい!