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暑くなる前から熱中症予防

暑くなる前から熱中症予防

今年も暑い季節がやってきます。熱中症は、体温調節がうまくいかなくなることで発症し、特に高温多湿な日本の夏では注意が必要です。今回は、栄養学の観点から、熱中症の予防と対策についてご紹介します。

🔹 熱中症予防に役立つ栄養素と食事法

1. 水分と塩分のバランスを保つ
汗をかくことで失われる水分と塩分(ナトリウム)を補うことが重要です。水分だけでなく、塩分も一緒に摂取することで、体内の電解質バランスを保ち、熱中症を予防できます。目安として、1リットルの水に1〜2gの塩を加えた食塩水や、スポーツドリンク、経口補水液などが適しています。

2. カリウムを含む食品を摂取
汗をかくことでカリウムも失われます。カリウムは細胞内液に多く含まれており、不足すると細胞内が脱水症状を起こしやすくなります。カリウムを含む食品としては、海藻類、果物(バナナ、オレンジなど)、豆類などがあります。

3. 良質なたんぱく質を摂る
たんぱく質は筋肉の合成を促進し、体内の水分を血管内に引き込む働きがあります。特に、アミノ酸の一種であるロイシンを豊富に含む肉や魚を積極的に摂取しましょう。また、暑熱順化をサポートするために、タウリンやビタミンCも重要です。タウリンは魚介類に、ビタミンCは野菜や果物に多く含まれています。

4. 睡眠と食事のリズムを整える
十分な睡眠をとることで、体の代謝が正常に保たれます。睡眠をサポートする栄養素としては、トリプトファンがあり、これは納豆や味噌などの大豆製品、卵、魚(アジ、カツオなど)に含まれています。また、ブドウ糖を含む主食(ご飯、パン、麺など)も一緒に摂取することで、トリプトファンの効果を高めることができます。
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🔹 日常生活での熱中症対策

こまめな水分補給:のどが渇く前に、1日1.2L以上の水分を摂取しましょう。特に、運動前後や入浴前後などに意識的に摂ることが大切です。

室内環境の調整:エアコンや扇風機を活用し、室温や湿度を適切に保ちましょう。日差しが強い日は、カーテンやすだれで直射日光を遮ると効果的です。

適切な服装の選択:通気性の良い、軽くて明るい色の衣服を着ることで、体温の上昇を抑えることができます。帽子や日傘を使用して直射日光を避けましょう。

こまめな休息と体調管理:長時間の外出や運動は避け、適度な休息を取りましょう。体調が悪いときは、無理せず涼しい場所で休むことが大切です。

これらの対策を日常生活に取り入れ、熱中症を予防しましょう。また、当院では、熱中症予防に関するご相談や、体調管理のアドバイスも行っております。お気軽にご相談ください。

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