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アレルギーと自律神経の関係
段々と春らしさを感じられる気温の日が増えてきましたね。
そろそろ、春の大敵の《アレ》に悩まされる方も増えてくるのではないでしょうか。
そう、《花粉症》の季節です。
今日はそんな花粉症を含めたアレルギーと自律神経の関係性についてです。
花粉症と自律神経の関係性については、いくつかの研究が行われていますが、完全に解明されているわけではありません。
ただし、以下のような関連が示唆されています。
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ストレスと免疫反応:自律神経は、身体のストレス応答に関与しています。ストレスが増加すると、交感神経が活性化し、免疫系の反応が変化します。これにより、花粉症の症状が悪化する可能性があります。
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交感神経とアレルギー反応:交感神経の活性化は、炎症性およびアレルギー性反応を増強することが知られています。したがって、自律神経のバランスが崩れることで、花粉症の症状が強くなる可能性があります。
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睡眠と免疫機能:自律神経は睡眠にも関与しており、十分な睡眠が免疫機能を維持するのに重要です。睡眠不足は自律神経のバランスを乱し、花粉症の症状を悪化させる可能性があります。
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神経性炎症:自律神経の異常な活性化は、炎症反応を引き起こすことがあります。神経性炎症は花粉症の症状を悪化させる可能性があります。
これらの要因から、自律神経のバランスが花粉症の発症や症状の悪化に影響を与える可能性があると考えられています。
もう少し詳しく、交感神経とアレルギー反応の関係について、説明しましょう。
交感神経は、身体のストレス反応や活動を促進する役割を果たす自律神経の一部です。
この神経系は、身体の様々な器官や組織に分布し、心拍数や血圧の上昇、気管支の拡張、血糖値の上昇など、ストレス応答に関連する生理的な変化を引き起こします。
アレルギー反応は、身体が異物(アレルゲン)に対して過剰な免疫反応を起こす状態です。アレルギー反応の主要な仲介物質は、ヒスタミンやサイトカインなどの炎症性物質です。これらの物質が血管を拡張し、血管通透性を増加させ、炎症反応を引き起こします。典型的なアレルギー反応には、くしゃみ、鼻水、かゆみ、じんましん、喘息などの症状が含まれます。
交感神経がアレルギー反応に関与する主なメカニズムは以下の通りです:
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炎症性反応の増強:交感神経の活性化は、炎症性反応を増強することが知られています。これは、交感神経が炎症性サイトカインの産生を促進し、炎症反応を強化することによるものです。
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血管の拡張:交感神経の活性化は、血管を拡張させることがあります。これにより、アレルギー反応時に起こる血管の拡張が増加し、炎症性物質や免疫細胞が組織に多く浸透することがあります。
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副交感神経とのバランス:交感神経と副交感神経は、身体の自律神経系の両側を構成し、バランスを保っています。交感神経の過剰な活性化は、副交感神経の機能を抑制し、アレルギー反応の調節を阻害する可能性があります。
これらのメカニズムにより、交感神経の活性化がアレルギー反応を増強し、症状の悪化に寄与することがあります。
当院では、骨盤矯正から自律神経の調整を行っていくメニューがございます。
自律神経を整えてアレルギーに負けない体づくりをしてみませんか。